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中国南部大雪害……中国系ニュースまとめ(2)[2008年2月]



2月の中国系ニュースは毒ギョーザ一辺倒になってしまいましたが、多くの中国人にとっては東の小島の中毒騒ぎなんてどうでもよいことで、そんなことより中国南部広域を襲った大雪害が長くトップニュースの座を占めていました。

雪害ネタも1月から月を跨いでのネタとなりましたが(※参照:毒ギョーザと雪害と……中国系ニュースまとめ(1)[2008年1月] )、こちらは春節(旧正月)帰省ラッシュと相まって、官民共に盛り上がりを見せた熱いネタに。

雪害自体は正月を迎えた後落ち着きを見せはじめ、三月中旬となった今では後遺症だけ残っています。反中論者なら「天罰」とでも言いかねないほどドンピシャのタイミングで中国を襲ったことになりました。

最大の被害者は正月を故郷で過ごせなかった出稼ぎ労働者でしょうか。一年ぐらい帰らなくても……と思われる日本人も多いでしょうが、中国の、特に底辺で地と汗を流す労働者たちにとっては正月の帰省は唯一の楽しみ。基本的に休みなしで働き続くのもこの日のため、金をためて帰省し、夫妻子供とつかの間の団欒を見る……そんなかけがえのない時を奪ったのです。お天道様も罪作りですね。

それはさておき、2月分のニュースについては、被害の全容の速報みたいなものが中心となっています。

特に農畜産物の被害は深刻で(※参照1・2・3)、食料品物価高に喘ぐ中国人の家計を直撃しました。3月発表の2月度CPI統計も8.7%と気を吐いていますから「パンとサーカス」が政権維持の前提となっている共産党政権はかなり焦ってます。

あと、林業も手痛い打撃を受けています(※参照・2)。もともと森林資源の乏しい国ですし、森がやられると治水に影響が及びますから、旱害と洪水が心配されます。水資源が比較的豊富だった南部も、近年は干害に襲われるケースが増えていますから深刻です。

あと、先月のまとめでも言及しましたが、送電網が広範囲でやられた(※参照1・2・
3)ところが注目ですね。送電網がここまで脆かったのは意外。近代化が進むと電気への依存が大きくなりますからこの問題は深刻です。

あと、余談になりますが、電力不足の中「灯籠祭り」を決行した四川省自貢市がバッシングされました(※参照)。少しは空気を読め、と言いたくなりますが、地方政治レベルでは全体の空気を読んで自粛するよりも灯籠祭りを決行した方が政治的実績につながる(少なくとも地方の代官たちはそのように考える)ので、お祭り優先となるのです。もちろん経済的な理由もあるとは思います。中止になったらショバ代とか返還しなきゃいけないですからね。

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