スポンサード リンク



地球儀とチャイナリスクと水汚染と……中国系ニュースまとめ(2)[2008年1月]



雪の話も飽きてきたのでもう一度身近な日中関係に話を戻してみましょう。

昨年末の福田訪中によって一段と強まった日中友好路線に冷や水をぶっかけたのが例の地球儀問題。「台湾の首都は北京です。」と読み上げてくれる高機能地球儀を学研の子会社やタカラトミーが販売していたというアレです。

他にも地球儀型パズルやビーチボールで「台湾島」と記載していたなどという、どうでもいいものまで引っ張り出されて晒し者にされていましたが、学研についてはいただけません。この話は別にまとめているので、そちらを参照してください。

「台湾島」地球儀 まとめ

この話の中でチャイナリスクという言葉が出てきていました。(1)の毒ギョーザなんかもその例でしょう。「人民元の上昇と人件費の上昇のダブルパンチもありますから、中国から東南アジアへ退避する日系企業は今後一層増えてくるものと思います。」としましたが、年初に「店舗は拡大するが中国での生産は段階的に削減する」と発表したユニクロはその象徴的な例かもしれません。

「チャイナリスク回避したユニクロ 製造業では最適地生産が加速」(イザ!)

「チャイナリスク」と言ってもいろいろなケースがあります。地球儀は典型的な政治リスク(というかほとんど自爆行為)ですが、法律とその運用がコロコロと変わる法規リスクもありますし、毒ギョーザのような安全性リスクもあります。

為替は最早リスクとは言えないかもしれませんね。上がるのは確定路線ですから。一日の変動幅が固定されているだけリスクが少ないのかもしれません。まぁ状況次第によってはこれも突如……なんてこともあり得ますが。

一方で問題が本当に深刻であろうものが汚染リスク。これまでは事実上「垂れ流しOK」でしたが、最近は引き締めが厳しくなっています。

今月に入ってから土壌汚染に関する報告が次々と発表されていることからも伺えますが、

「中国の土壌汚染は極めて深刻」、第1回対策会議で政府高官が危機感表明―中国(Record China)
珠江デルタで深刻な重金属汚染!土壌有害金属の調査結果明らかに―広東省(Record China)

この度ばかりは中国政府も本気のようです。まぁ中央政府が本気であっても地方政府は経済発展優先が宗旨ですからどうなるかはわかりませんが。いずれにせよ、外資系はネット世論で吊し上げを食らう可能性もあるので要注意でしょう。特に日系企業は反日なネット世論の攻撃対象になりやすいですからなおのこと。

土壌がこれほどまでに汚染されているのは水が汚染されているからです。汚染事故はひっきりなしに発生しています。

浙江で水汚染(1)化学工場が排出、海と川が茶色に(サーチナ)
浙江で水汚染(2)茶色の泡で埋め尽くされた杭州湾(サーチナ)

水が汚染されれば自然と土壌は汚染されていきます。一部地域ではそれが臨界点に迫ってきているので中国政府も必死です。そんな訳で日中友好。日本の環境技術と省エネ技術が必要なのです。日本としては日中間の懸案を中国に必要とされている間に解決できるものは解決しておくべきなのですが、今の日本政府を見ていると……orz。

話を戻しましょう。中国の水問題は深刻です。一つに不足、二つに汚染、三つに隠匿体質の三拍子そろっていますからお先真っ暗。

水資源が豊富であるはずの南方でさえこの冬はこの有様。

南方でも深刻化する中国の水不足、新華社が報道(上)―中国(Record China)
南方でも深刻化する中国の水不足、新華社が報道(下)―中国(Record China)

でも北に水を送ります。だって首都は北京なのよ。オリンピックあるし。すでに干上がりかかっている黄河の水すら惜しみません。

<北京五輪>予備水源が不足、黄河の水を緊急送水―河北省(Record China)

そんな限りある水資源も汚染されています。場合によっては直接飲用水が汚染されることも……

「地下水汚染で3人死亡、3000人中毒 中国」(イザ!)
<水>汚水が飲み水に混入!千人以上が中毒症状で病院に―遼寧省阜新市(Record China)
<続報><水>上水道汚染事故で59人が入院、市政府は関係者の処分を発表―遼寧省阜新市(Record China)

おまけに先天的な隠匿体質ですから……

「中国で地下水汚染 3人死亡、数千人が入院か」(イザ!)
<続報><地下水汚染>中毒者数で官民に大きな認識のギャップ―、情報封鎖も?―湖南省懐化市(Record China)

北京五輪 生活保護者は敵ですか?……中国系ニュースまとめ(3)[2008年1月] に続く……

スポンサード リンク

Amazon