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毒ギョーザと雪害と……中国系ニュースまとめ(1)[2008年1月]



いろんなことがあるもんですね。いや、中国の話です。たった一ヶ月なんですけど、振り返って見てみるとこれがまた……。日本なら一ヶ月ぐらい引っ張れるネタが毎日のように出てくるんですからたいしたものです。朝青龍ネタのようなくだらない話で盛り上がろうとする(このネタであれだけ引っ張れるのもある意味エライ)日本のマスコミ関係者から見ればうらやましい限りでしょう。まぁ政府による報道規制とかあって、下手するとムショ入りになりますけど。

で、いろいろありましたが、まずは日本人にとって身近な問題から。時節柄やっぱりアレですね。毒ギョーザ。現在進行形ですからまだ何とも言えないのですが、食を中国に依存している日本ではいつか必ず発生するだろうなぁ、と思っていました。

日本の業者はいろいろ苦心して頑張っていると思いますよ。中国の対日輸出の安全性が同対欧米に比べて高いのは日本の業者の努力の賜物だと思います。中国政府は中国製品の安全性の宣伝によく引用しますね。日本の業者の努力には触れてくれませんが。ただ、中には考えが甘い会社もある訳で、毒ギョーザ事件もそんなところから生まれたんでしょう。

詳細はおいおい明らかになるでしょうけど、中国側の工場では労働争議なんかも起きていた、とかいう話もありますから、意外と「従業員が故意に引き起こした事件だった」とかいう幕引になるのかもしれません。あ、今デタラメ言ってますからあまり気にしないでください(笑)そのうち明らかになるでしょう。

それはさておき、今回の事件が中国製品の信頼性に大きなダメージを与えるのは避けられないでしょうね。人民元の上昇と人件費の上昇のダブルパンチもありますから、中国から東南アジアへ退避する日系企業は今後一層増えてくるものと思います。究極的には「中国で作るものは中国で売る」という形になっていくものと思います。まだかなり先の話でしょうけど。

「中国産ギョーザで食中毒多発、重体も 殺虫剤成分を検出」(イザ!)

日本では大騒ぎの毒ギョーザ事件ですが、中国人から見ればそんなものはよくある話なので、どうでもいいのです。そんなことより目下中国南部で吹き荒れている雪害の方が一大事。

中国南部はそんなに大雪は降らないので今回の長期間にわたる降雪で大パニックが起きています。日本でもあまり雪の降らない大都市部で大雪が降ると交通機関がストップするのと同じ理屈です。ただ、それが日本の国土の数倍もある地域にわたって半月ぐらい起きているだけの話です(笑……笑っちゃダメか)

最悪なことに中国の正月こと春節の帰省ラッシュと重なってしまい交通は完全に破綻。何万という人が何日も駅でたむろする事態になっています。いや、まだ駅にいる方が渋滞の車の中に何十時間も閉じ込められているよりマシでしょう。

人のみならず野菜のような生鮮食品の流れも止まってしまったので、食品価格が暴騰しています。メシは民の不満に直結しますから政府も敏感。生鮮食品を輸送する貨物車の有料道路使用料は一切免除するというお触れを出すなど必死です。何せ「パンとサーカス」で政権維持するシステムになっている国ですから。

このあたりはフツー想像できる話なのですが、意外だったのは電力不足。大雪で送電線がやられてしまった、というのはわかりますが、それより深刻だったのが燃料である石炭不足で発電できなくなるという石炭問題。大雪で交通が遮断されて、石炭の補給がストップしてしまったのです。

備蓄は一週間程度しかない模様。あまり備蓄していないのね、というのが正直な感想です。まぁ最近まで石油の国家備蓄もしていなかった国ですからそんなものなのかもしれません。ところで、このあたり日本はどうなっているのでしょうか。

もともと石炭は去年炭鉱事故問題で小型の無免許鉱山をあらかた潰してしまっていたため慢性的に不足していました。で、今度は石炭が足りないから、と中央政府は手のひらを返すがごとく増産にハッパをかけています。地元としては「いい加減にしてくれ」、と言いたいところでしょうね。

ただ、石炭を増産したとしても交通が遮断されているのですからたいして効果がないような気が。回復したらまた態度が一変する可能性もある訳ですし。

送電線は切れ、燃料不足で発電所の回転もおぼつかない一方で、寒さのために電力需要は増える一方、ということで、いたるところで停電が発生しています。どこの地区だったか忘れましたが、テレビで30%の地域で送電が回復したことを誇らしげに語っていた記者に一瞬の不快感を感じたのは私が日本人だからでしょうか……

ちなみに温家宝は十八番の慰問旅行に回っています。伝説の十年物ジャケットを羽織っていたかどうかは未確認(笑)

「中国大雪、春節前に各地で被害 政府に危機感」(イザ!)

地球儀とチャイナリスクと水汚染と……中国系ニュースまとめ(2)[2008年1月]に続く……

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